のらりてぃー

野良 + マイノリティー = のらりてぃー 。私を表す最適な形容詞。

田舎の息苦しさ

お盆のため実家に帰省中です。

私の実家は東北地方の人口減少が止まらない、将来的には消滅か?とも言われるような田舎にあります😔

 

高校生の時に、何かやるなら都会の方がチャンスも多いだろうと短略的に考えて、卒業後地元を離れたが、 ここまでこの場所の将来性が見えなくなった今、私は結構賢明な判断をできたのではないかなと思う。

 

その当時は、両親の不仲や家族全体の不和、父のモラハラ、精神的、経済的虐等の問題、親戚との揉め事と環境が著しく悪かったこともあり、逃げたいという気持ちの方が正しかったのかもしれないけど、

取ってつけた理由でとにかく上京したのでした。

 

それで。

毎回帰省するたびに感じる息苦しさ、誰かと話した時に感じる互いの感覚の大きな乖離と分かり合えなさ。

帰省1日目〜2日目は綺麗な空気と静かな環境、ゆったりした時間の流れに癒され、3日目くらいから息苦しさに変わり、そして4日目からは東京が恋しくなる。

 

きっと同様な気持ちを理解できる方も居ると思う。

 

東京は冷たいと田舎の人は言うけど、東京のほっといてくれる優しさとか、踏み込みすぎない、踏み込んでいいのか躊躇してくれる優しさ。

私は東京の方が他人のことを深く考えてくれてるような気がしてならない。

 

出る杭に脅かされることを恐れみんなで叩く田舎。

出る杭の希少性に気づいてチャンスをくれる東京。

 

自分が未経験の話に対しては自慢かと臍を曲げられる田舎。

他者の経験に興味を示し聞こうとしてくれる東京。

 

目立たぬよう自分の本来の姿を隠し、みんなと一緒の立ち位置に合わせて、「攻撃しないでね、、」と思いながら過ごしていた。

のびのびと自分らしく生きることはできなかった。

 

もちろん人により考え方が違うことは大前提だが、私の一経験から感じていること。

 

人生切り開くのにはやはりここを出ていくことが必要だったのだと帰省するたびに再認識できる。

 

故郷を好きになれないのはとても悲しい。

目まぐるしい時代の中であらゆる感覚が変化している中で50年前と変わらない価値観で目新しいものや自分にない考えの相手を否定し、村八分にする。

僻みが強いわりに、自分が努力することは嫌がるし、

変化することが嫌いで現状維持にこだわる。

 

田舎移住したがっている都会の人たちには、到底お勧めできない。

実情を分かった上ですか?正気ですか?と考えてしまう。

 

 

それなので、私はその人たちと分かりあうことをやめて自分が移動した。

わからない人に分かってもらおうとか互いに尊重できるように話し合おうとか時間を費やすほど人生は長くないんだよな、と冷静になっている。

 

自分が生きる場所を変えてさえしまえば、驚くほど違う世界が広がっていて、ひとの温かさを感じることができたり、生きやすいと思えたり。

 

生きてて良かったかもって思えることもある。

場所に縛られて生きることはないなと。